こんにちは、コッコです。
卵を割って、黄身が2つ入っていたことってありませんか?ちょっと得した気分になりますよね。
今まで、1パックに双子の卵が2つ、入っていることがあったのですが、その時は、もしかしたら全部双子ではないかと期待したのを覚えています(笑)
でも、なんで黄身が2つ入った卵が存在するのか知っていますか?

卵だけに、たまたま!

。。。
これには、ちゃんとした理由があるんですよ!

もしかして双子のひよこが産まれるの?
気になるよね~
そこで「双子の卵から双子のひよこは産まれるの?二黄卵について調べてみた!」ということでご紹介させていただきます。
双子の卵(二黄卵)は、なぜ存在するのか?
なぜ、1つの卵の中に2つの黄身が存在するのでしょうか?
それには、鶏のホルモンバランスが関係しています。通常、ひよこから成長して卵を産むまでに、個体にもよりますが4か月程度(120日位)かかるといわれています。
最初の頃は、排卵のペースが安定しないため、複数の卵黄が連続して作られてしまうことが多く、それが殻の中に取り込まれて、そのまま成形されてしまうと双子の卵になるというのが理由です。
なので、この現象は若鶏のころによく見かけられます。
ちなみに、鶏は1日1個しか卵を産めません。それは、1個の卵を作り出すために20時間位を必要とするからです。
- 卵巣で次々に卵黄(卵子)が1週間前後をかけて大きくなっていく
- 大きくなった卵黄が排出される
- 卵黄に卵白が3時間位かけて生成されていく
- 卵殻が20時間位かけて生成される(卵殻に色素沈着もおこる)
1つの卵を作るまでに、鶏の体の中では、いろいろなことが起こっているのですね!
双子のひよこは産まれない!
ところで、人間は双子や三つ子を産むことができますよね。ギネスブックは八つ子だそうです!
鶏も双子の卵を温めたら、双子のひよこが産まれるのではないかと思いませんか?
結論から言いますと、産まれません!

どうしてなの?
理由は、ひよこは産まれてくる前に卵の中で死んでしまうからです。
卵の中にはひよこが、1羽産まれてくるために必要な栄養が入っています。それが、双子の卵の場合は、1つの卵の中に栄養は2羽分ありますが、成長の過程で2羽は栄養を奪い合ってしまい、結果どちらも成長が出来なくなって卵の中で死んでしまうのです。

そうなんだ
人間は、お母さんが栄養を摂り続けることで、双子の赤ちゃんが栄養を奪い合うことはありませんね。
ちなみに、二黄卵があると三黄卵もあるのではないかと調べてみたら、
なんと!
2007年、中国のレストランで6つの卵黄が入った鶏卵が発見されたそうです。これには、コックさんも割ってビックリしたでしょうね。
0.1%の二黄卵
以前、テレビ番組で二黄卵が産まれてくる確率は0.1%といっていました。これって1000個の卵から1個しか産まれてこないってことですよ。かなり稀なケースなんですね。
気持ちが悪いとか、不気味と思っている人も多いようですが、卵に何も問題はなく、普通に食べられますので、二黄卵はラッキーってことで喜んでください!
それと、これも稀にですが卵に血が混じっていることがありませんか?
「血卵」といって、この現象も産卵の安定していない若鳥に多くみられたり、急なストレスで卵管の毛細血管が破裂しておこります。病気などではありませんので、これも食べて大丈夫ですよ!
双子の卵は、通常のものより少し重く、若鶏に産卵されることが分かるようになって、20年位前からは、二黄卵パックとして流通もされるようになっています。
今では簡単にネットで購入できるようです。
先日ですが、友人が買った卵のパックに二黄卵が入っていたそうです。
子供とお菓子作りをしている時だったので大喜び!しかし、子供からの質問攻めに困惑してしまったそうです。
二黄卵について語れる人は少ないですよね。。
ちなみに友人に「0.1%の確率なんだよ!」って話をしたら、写真を撮っておけば良かったと残念そうにしてました。
まとめ
双子の卵から双子のひよこは産まれない、ということが分かりました。
二黄卵については、産まれる仕組みが解明され選別されてしまうので、双子の卵と出会う機会が無くなりつつあるようですね。
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