こんにちは、コッコです。
コケコッコー！朝4時です！
小学生の時は、自宅で飼っていた鶏の世話をしてから学校へ行ってました。
餌や水を取り換えて、小屋の掃除をしているとチョコレートうんちをするんです（私がつけた名前）
見た目は、とろ～んとしたチョコレートのかたまり、それが超悪臭で、手についたら、すぐに洗わないとしばらく臭う（汗）
子供の頃の恐怖体験の一つは、うんちでした。
しかし今になって、なぜ鶏はチョコレートうんちをするのか疑問に思い、その理由を調べてみたところ、凄いことが分かったので
「超悪臭！鶏の盲腸便は何のため？仕組みや意味について調べてみた」ということでご紹介させていただきます。
うんちの前に消化器官
鳥は、人間のような歯は生えていないので、食べたものは噛まずに飲み込みます。
人間で考えたら、消化に悪そうですよね。
しかし、鳥には2つの胃袋があって、消化を早める仕組みが整っています。
１つは「腺胃（せんい）」といって、強い酸性の消化液が入っていて食べ物を分解します。
これは人間と一緒じゃ
もう１つは「筋胃（きんい）」、焼き鳥でおなじみの砂肝にあたります。
中には小石が入っていて、強力な筋肉の動きを使って食べ物をすりつぶしていきます。
鳥は、食物と一緒に砂や小石を食べますが、このためです。
鳥が空を飛ぶためには、短時間で栄養を消化吸収し、体を常に軽くしていなくてはなりません。そのためには、この2つの胃袋はなくてはならない重要な役割を持っています！
現在では、鳥の先祖と言われている恐竜の胃袋の中にも石が入っていたことが分かっています。
盲腸便ってなに？
人間と違って鶏の腸は、うんちも尿も一緒に排泄される仕組みになっています。
メスの場合は卵も出てきます。
消化吸収された食べ物のカスは、直腸を通って便になるのですが、ここに秘密が隠されていました！
秘密？
一部のうんちは、直腸を逆流して盲腸に流れて行くのです！
逆流！何のためだ？
今まで、あまり解明されていなかったのですがこれによって、うんちから、さらに栄養を取り出してエネルギーに変えていることがわかりました。
これをエネルギーの節約と言ったりします。
その際に、微生物などに分解され出てくるのが盲腸便なので、普通のうんちと違って超悪臭を放っているというわけです。
この盲腸便はキジ科に多くみられます。
鶏は、1日に1回～3回くらい盲腸便をします。一度、出始めると、続けて二度、三度と連続して排出します。
最初が一番大きくて、徐々に小さくなって絞り出す感じですね。
どんな臭いかと言われると、腐った物の臭いというより、発酵した独特の臭いにアンモニアをブレンドした感じ？
。。。
上手く説明が出来なくてすみません。
機会があったら、ぜひ嗅いでみてください！
うんちの色が他にもある？
鳥のうんちのイメージというと、白くてべちゃっとしているのを想像するのではないでしょうか？
ボンネットの上や、自転車のサドルについていた時は、「もう最悪だぁ」って。。感じになりますよね。
でも、なんで白いのでしょうか？
盲腸便はチョコレート色だったけど
実は、この白いうんちと思っていた物体は、おしっこ、尿なんです！
よく見ると、尿と一緒にうんちも混ざっていますよ。
白くなっている理由は、水分と尿酸が混ざって、白い結晶の状態で排出されるからなんです。
人間の場合は尿酸を水に溶かして尿素として、透明の状態で体外へ排出してます。
では、なぜ鳥は尿酸を溶かさずに排出しているのでしょうか？
なんで、なんで？
それは、鳥が空を飛ぶために体の軽量化が必要だということです。なので、水分にして貯めておく膀胱がありません。
少しでも、体が軽くなるように作られているのですね。
ちなみに、１００ｍ以上飛べる鶏が世界にはたくさんいるようです。
凄いなぁ
さて、うんちの話に戻りますが、鳥は食べたもので、うんちの色が変わったりします。
たとえば、濃い色の果実を食べた後は、その色に近いうんちが出ます。ブルーベリーは分かりやすいですね。
また、消化器官で出血があった場合は、黒いうんちが出たりします。他に緑や青もあります。
世話をしている鳥さんの具合がいつもと違う気がしたら、まずは便の様子を観察して病院へ行く前に写真を撮る、またはケースに入れて持っていくなどして獣医師に相談してみてください。
まとめ
鶏の盲腸便には、栄養素を取り残さない仕組みが隠されていることが分かりました。
鳥の尿が白い意味や、うんちの色には、いろいろあって、その鳥の体調を知ることができる大切な手がかりになることも分かりました。
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